ファイルを保存するパスを取得する方法を調べたのでまとめます。
■Application.dataPath
アプリケーションのデータパスを取得する処理ですが、
Androidの場合は本体とSDカードの両方が存在します。
Unityが出力するAndroidマニフェストで本体優先、SDカード優先になっているかで値が変化します。
本体にアプリがインストールされている場合
path = /data/app/<アプリのID>.apk
SDカードにインストールされている場合
path = /mnt/asec/<アプリのID>/pkg.apk
■Application.persistentDataPath
アプリケーションのデータ保存パスを取得できます。
SDカードの場合
download path = /mnt/sdcard/Android/data/<アプリのID>/files/
本体の場合
donwload path = /data/data/<アプリのID>/files/
■Application.temporaryCachePath
アプリケーションのキャッシュ保存パスを取得できます。
SDカードの場合
download path = /mnt/sdcard/Android/data/<アプリのID>/cache/
本体の場合
donwload path = /data/data/<アプリのID>/cache/
iOS版はまた次回
2012/07/31追記
ログを画面に出力するようにしてみました。
いくつものパターンをキャプチャしました。

Unityの設定は
インストール箇所:SDカード優先
書き込み権限:本体のみ or SDカード許可
表示するテキストの順番は、
①:Application.temporaryCachePath + "/Downloads/";
②:Application.persistentDataPath + "/";
③:Application.dataPath;
1.SDカードを挿入した状態で、書き込み権限を本体のみにした場合

2.SDカードを挿入した状態で、書き込み権限をSDカード

すべてSDカードを指していますね。
3.SDカードを外した状態でアプリをインストール。書き込み権限を本体のみ

アプリのインストール先をSDカードにしていましたが、
SDカードがない状態では本体に自動的に配置されるようですね。
4.SDカードを外した状態でアプリをインストール。書き込み権限をSDカード

これはちょっと怖い結果ですね。
書き込み権限をSDカード許可していると
SDカードの有無を問わず、パスとしてSDカードの中を指してくるようです。
SDカードの存在をチェックするプログラムをしておかないと
思わぬ動作をしそうな気がします。
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